『おこのもり』、辻信一さんから推薦文をいただきました。

9月に出版した物語『おこのもり』、その後、東京・長野・京都の独立書店やカフェでじわじわと販売していただいています。おいてくださっているカフェにふっとコーヒーを飲みにいくと、すぐそばで読んでいるお客さんがいたりして、ヒヤヒヤしたりします。

先日はもうかれこれ長い付き合いになる友人から、長いメールが。今は一児の母として育児中の友人。彼女がこんなにもこの物語を思ってくれるなんて、と驚くほどの熱い、熱い、感想のメールでした。ぼくの、あまりわかりにくい、でも(自分で言うのもなんだけど)奥底ではちゃんと温かいメッセージを読み取ってくれて、とても嬉しく思いました。

先月、『おこのもり』の企画を担った環境文化NGOナマケモノ倶楽部の世話人で、文化人類学者の辻信一さんから、これまた温情溢れるメッセージをいただきました。Amazonナマケモノ倶楽部Webショップにも掲載がありますが、ここにも転載させていただきます。



◉ 辻信一氏 推薦文

311の前に原稿で読んだ「おこのもり」を、
こうして本になってから読み直してみると、はるかに暗く、深くなっている。
それは、たぶん、311以後のぼく自身の中に穿たれた絶望の深さと対応しているのだと思う。
安易な希望を語る声が世間の表層を覆う今こそ、
ぼくたちナマケモノは「おこのもり」へと踏み入り、
そのひんやりとした空気に身を浸さなければならない。
これはポスト311時代のぼくたちを迎えにやってきたディープ・エコロジーの傑作だ。


最新刊『おこのもり』の取り扱い店舗




9月に出版した物語『おこのもり』の取扱い店舗のお知らせです。
※2011年11月現在


<実店舗>

◉ 東京
・ミズクレヨンハウス(表参道)url
・ポポタム(目白)url
・カフェスロー(国分寺)url

◉ 群馬
・麦小舎(北軽井沢)url

◉ 長野
・ch.books(長野)url
・amijok(松本)url New!
・ブックパッカーのアンテナサイト(松本)url

◉ 京都
・ガケ書房(京都)url



<Webショップ>

◉ Amazon url

◉ナマケモノ倶楽部 ウェブショップ url



最新刊『おこのもり』
Amazon・出版社ウェブショップでの販売、始まりました。





9月末に出版した物語『おこのもり』が、出版社ウェブショップAmazonでも購入できるようになりました。制作プロデュースをしてくださったナマケモノ倶楽部からも「さっそく注文がありましたよ」とのこと。ページを覗いてくれた方、手にとってくださった方、ありがとうございます。

実際に手にとってみることのできる店頭販売がやっぱり嬉しいですから、そちらのお願いも進めながら、同時進行で、詩集も制作してゆきます。2011年の秋冬は、創作の季節。お付き合いいただけたら幸いです。

最新作の物語、『おこのもり』が出版されました。



絵本『かたりべからす』に続く、人生で2作目の、今度は物語『おこのもり』が発刊されました。
発行は、環境文化NGOナマケモノ倶楽部。友人で画家の矢野まりさんが画を挿してくれています。
このにょろろとした題字は、ぼくが書きました。


当初、『かたりべからす』とともに2009年に出版予定だった本作品。
矢野さんと「やりつくそう」と誓って、吟味に吟味を重ねているうちに、早3年。
そのあいだに、ぼくも書き直し、書き足し、やっぱり削ったりして、時間がかかりました。
ぼくのなかでは、『かたりべからす』と対になる一作、と位置づけています。
もっと簡単で、楽しいのを書きなよ、と言われてしまうかもしれませんが、
どうぞこればっかりは許してやってください。
書かざるを得ないものがそこにありました。


まだ書店にも、Amazonにも、ありません。
今後、ナマケモノ倶楽部のWebショップほか、カフェや独立系書店などに、出現していく予定です。
最大限皆さんの目に届くところへ、と思っています。
展開があり次第、随時お知らせしてゆきます。



絵本『かたりべからす』の販売店が増えました。


ナマケモノ倶楽部の事務局IさんやBさん、スロービジネススクールの方々が手伝ってくださったそうで、昨年出版した絵本『かたりべからす』の取扱店および閲覧可能店が増えました。出版当初から置いてくださっているお店とあわせて、ご紹介。

<販売店>
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■ 東京
カフェスロー(国分寺)
古着屋BARO(目白)

■ 埼玉

■ 京都
ガケ書房(京都市)

■ 長野
amijok(松本)



<閲覧できる店>
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■ 東京
Flor de cafe 樹の花(銀座)

■ 千葉
Natural Studio(佐倉)

■ 長野
cafe matka(松本)



『かたりべからす』出版記念イベントをひらきました。




20日土曜日、『かたりべからす』出版記念イベントを開催しました。会場は、17日から「かたりべからすとしてきなしごと展」を開催している、国分寺のカフェスロー。詳細な人数は把握していませんが、目算で30人くらいでしょうか、来場してくださいました。お集りいただいた皆さん、どうもありがとうございました。

初めて目にする顔が大多数のなか、ブックパッカーや高尾山のプログラムでの参加者もちらほら。ふだんぼくがひらく場はかなり砕けた集まりなので、こう、なんというか、「著者のウチダさん、どうぞ!」的な扱いが、まあ恥ずかしいこと。ナマケモノ倶楽部事務局の岩澤さんや会場からの質問に、ひとつひとつ答えるので精一杯だった気がします。ちゃんと芯のある会話になっていたならいいのだけれど。当日は、ソウルシンガーの松谷冬太さんのライブ、ストローベイルハウスの建築家・大岩剛一さんとの対談もありました。どちらも楽しかった。

絵本を書いた(描いた)当の本人よりも、それを受け取っただれかのほうが、その絵本そのものや、物語のメッセージをより深く受け止めてくれていることが多々あります。松谷さんは「自分の思いを代弁してくれる本にやっと出会えた」とコメントをくださり、お客さんのなかにも「友人にプレゼントをしたら本当に喜んでくれたので」とさらに購入してくださったり、「ちょっと絶望的になっていたときだったから、今日来て本当によかった」と声をかけてくれたり。嬉しいのと同時に、曲がりなりにも発信源になっている我が身を知って、身の引き締まる思いがしました。

2009年に新たに生まれたこの絵本。2010年はこの絵本ないしその物語を届ける日々になりそうです。


「かたりべからすとしてきなしごと展」のお知らせ





2月17日水曜日から、国分寺にある「カフェスロー」のギャラリーで「かたりべからすとしてきなしごと展」を開催します。2月20日土曜日に同会場で開催する絵本出版記念イベントに合わせて、絵本の原画を展示しています。それと同時に、ぼくがこれまで携わってきた広告デザインブックパッカーなど「してきなしごと」の展示も。

昨日は、実はその搬入をしていました。ブックパッカーの様子も展示してほしいという要望があり、写真による展示とともに、昨年5月の野外フェス「Natural High!」に出店した「としょかんテント」の段ボール本棚を置くことにしました。だったらいっそ、すべて段ボールでデコレーションしようと、展示品の額などをすべて段ボールにて制作。味わい深く仕上げることができました。5日間と短い期間ですが、お立ち寄りの際にはぜひご覧ください。

かたりべからすとしてきなしごと展
◎日時:2010年2月17日(水)〜22日(月)営業時間内
◎会場:カフェスロー www.cafeslow.com
    東京都国分寺市東元町2-20-10/JR国分寺駅から徒歩7分


『かたりべからす』出版記念イベントのお知らせ




絵本『かたりべからす 』出版記念イベントが、2月20日土曜日、国分寺のカフェ「カフェスロー」で開催されることに決まりました。4年前、絵本の原案が生まれた背景やきっかけ、そのときの意識、そして4年が経ち、新たにナマケモノ倶楽部からこの物語を世に送るにあたっての思いなどを話させていただきます。ライブには、ソウルシンガーの松谷冬太さん。出版して間もなくこの絵本を手にしてとても気に入ってくださり、今回のイベントへの出演を快諾してくれました。トークには、ほかにもゲストをお招きする予定だそうです。現時点ではまだシークレット。楽しみです。

絵本『かたりべからす』出版記念イベント
〜会って話そう、今日も、明日も〜
◎日時:2010年2月20日(土)18:00開場 19:00〜21:00
◎会場:カフェスロー JR国分寺駅から徒歩7分
◎料金:予約1,200円 当日1,500円(1drink付/100N利用可)
◎出演:ウチダゴウ、松谷冬太ほか
◎申込:カフェスロー tel 042-401-8505(火曜定休)

ちょうどタイミングよく、ぼくの公式サイトにこの絵本の特設ページができました。店頭にはまだほとんど並んでいないこの絵本。雰囲気ができるだけ伝わればと思い、作りました。ご覧ください。


絵本『かたりべからす』出版のお知らせ


Photo by Go Uchida.

たとえどうしようもない世界でも、「いまここに自分があること」から決して離れないでおくこと。自分の存在感を失わなければ、この世界が悲しいだけじゃない、切ないだけじゃないことも分かってきます。ぼくらにはまだそういう生きかたも残っていると思うのです。(本書「あとがき」より一部抜粋)


絵本を出版しました。絵本の名は『かたりべからす』。副題には「世界の愛しかた 伝えかた」と添えました。作・絵ともに、ウチダが書き(描き)ました。

出版は、ナマケモノ倶楽部というNGO。最近では多くのひとがこの団体、もしくは団体の世話人である文化人類学者で、昨今の日本のスロームーブメントのしかけ人・辻信一さんを知っているのかもしれません。

この絵本を初めてつくったのは4年前。9.11同時多発テロ以降の世界の落ち着きのなさを肌に感じて始めた、ある詩のイベントがきっかけでした。その頃縁あって知り合った辻さんは、この絵本を世に出したいと言ってくれていました。あれから4年後、本当にこうしてかたちになったことを嬉しく思います。しかも、辻さんが英訳を、そして出版に寄せてコメントを書いてくれました。半年遅れの出版をじっくりゆっくり待ってくれた、馬場さんをはじめとするナマケモノ倶楽部事務局の皆さんにも感謝。ありがとうございます。


どんな絵本ですか、と聞かれて、ひと言で答えるとしたなら、いまこの世界を生きるのにどうしたらいいんだろうという問いに自ら答えてみた、その自問自答を吹き込んだ絵本、と言おうかなと思います。

ゼロからスタートする時代。競い合って積み上げてゆく時代。興奮の極みを味わう時代。時の流れのなかにはさまざまな社会や世界が現象として起こるけれど、たとえばぼくが生まれて育ったのは、少しずつ少しずつ下ってゆく時代でした。耳の奥に雪崩の前兆のミシミシという音を感じて送る時代。テレビのブラウン管から、大人たちの表情から、同世代の倦怠から、ぼくはその音を聴いて、ずいぶん怖がっていた気がします。「希望」よりももっと現実的で、「絶望」とどうにか戦わずに済む、それでいて真実味のある解釈を欲していました。そういう「ぼく」に、この本は4年前、ぼくの手でもって送った、ひとつのメッセージでした。

2009年のぼくからみんなへの感謝の気持ちとして、絵本『かたりべからす』を贈ります。メリークリスマス。

「かたりべからす 〜世界の愛しかた 伝えかた〜」
作・絵:ウチダゴウ 英訳:辻信一 発行:ナマケモノ倶楽部
A5版/32ページ/定価300円(本体価格286円+消費税)
購入はナマケモノ倶楽部ウェブサイトにて(Web
*年末年始のため返信・配送が遅れる場合があります。ご了承ください。



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