子どもの目の前に、ぼくは立っている。



創作にいたっては4年ぶり、一冊の本にまとめる作業は7年ぶり。
ここ数日、ささくれ立っているのは、久しぶりに「創出」の生命活動をしているからだろうか。
それとも、ぼくの目に映る、大人たちの悲しくて、寂しい、一挙手一投足のせいか。
あるいは、その一つひとつに感情的になる、愚かで哀れな自分に対してか。

10代の頃、ぼくは思ったはずだ。こういう大人には、決してならない、と。
たぶん、あの人も、この人も、彼も彼女も、そう思った時代があったにちがいない。
ちがいないのに、なぜ、いま、そうなるんだろうか。
あのときの苛立ちをいまだに再現できるぼくが、幼い、そうなんだろうか。


子どもたちの目の前に、ぼくは立っている。
悲しい大人を、見せたくない。
本当に、ぼくは見せたくない。



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