『おこのもり』、辻信一さんから推薦文をいただきました。

9月に出版した物語『おこのもり』、その後、東京・長野・京都の独立書店やカフェでじわじわと販売していただいています。おいてくださっているカフェにふっとコーヒーを飲みにいくと、すぐそばで読んでいるお客さんがいたりして、ヒヤヒヤしたりします。

先日はもうかれこれ長い付き合いになる友人から、長いメールが。今は一児の母として育児中の友人。彼女がこんなにもこの物語を思ってくれるなんて、と驚くほどの熱い、熱い、感想のメールでした。ぼくの、あまりわかりにくい、でも(自分で言うのもなんだけど)奥底ではちゃんと温かいメッセージを読み取ってくれて、とても嬉しく思いました。

先月、『おこのもり』の企画を担った環境文化NGOナマケモノ倶楽部の世話人で、文化人類学者の辻信一さんから、これまた温情溢れるメッセージをいただきました。Amazonナマケモノ倶楽部Webショップにも掲載がありますが、ここにも転載させていただきます。



◉ 辻信一氏 推薦文

311の前に原稿で読んだ「おこのもり」を、
こうして本になってから読み直してみると、はるかに暗く、深くなっている。
それは、たぶん、311以後のぼく自身の中に穿たれた絶望の深さと対応しているのだと思う。
安易な希望を語る声が世間の表層を覆う今こそ、
ぼくたちナマケモノは「おこのもり」へと踏み入り、
そのひんやりとした空気に身を浸さなければならない。
これはポスト311時代のぼくたちを迎えにやってきたディープ・エコロジーの傑作だ。


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