俳句の会をひらきました。次回は秋。



今日は、目白の古民家ギャラリーゆうどで句会を開きました。兼題は3つ、「緑陰」を季語に詠む句、「恋」をテーマに詠む句、そして自由句。案内人は、俳人の堀本裕樹さん。句誌『』の編集長でもあります。今年ブックパッカーに参加してくださって、そのときに話した俳句話が盛り上がって、句会を開こうということになったのです。「俳句」も「句会」もぼく自身初めての体験だったので、久々にまっさらな気持ちで時間を過ごすことができました。

17文字の限定的な世界に、自分の感性に映る無限大の世界をおこしてゆく作業。告知から1ヶ月間、創作時間がありましたが、ぼくが創作したのは会の始まる3時間前でした。それでも1ヶ月間、ぼくの目に映り、耳に聴こえ、肌に触れ、心に留まったものが言葉になっていった気がします。また、ひとの作品を評することもまた、自分の感性を知り、そして鍛錬する、とてもいい機会になるのだとよくわかりました。

エコだとかサスティナブルだとか、そういう話題が生活や社会のキーワードになる時代。情報と知識だけを頼りに進めば、また時代は同じ過ちを繰り返すんだろうなと思います。自分の感性でいまを見定める。その力がいまのぼくらに問われているのだとしたら、この句会でちょっくら自分を育ててみるのもいいと思います。次回は秋。ぜひご参加ください。

ウチダゴウ選(10句選/特選3句・秀逸2句)
玉ねぎが 名脇役の 夕食かな
緑陰に 寄れば目覚むる 道祖神
散るごとく 光るごとくに 夏めけり
背伸びして 一輪のバラ 買ひにけり
やまぶきの 舞を踊りて 暖をとる
桐の花 物干場にも 咲き匂ふ(秀逸)
春菊の 芽ぶく畑の 虫の恋(秀逸)
碧き闇 さざめく波の 銀の羽(特選)
胸開けて 躑躅の強く 強くかな(特選)
狼と 緑陰深く 鎮む午後(特選)

堀本裕樹選(特選3句・秀逸6句)
氷すい ぎくりと恋を してしまい(秀逸)
水脈を 辿り集いし 緑陰へ(秀逸)
背伸びして 一輪のバラ 買ひにけり(秀逸)
玉ねぎが 名脇役の 夕食かな(秀逸)
緑陰に 神ぞ宿りし 地球の日(秀逸)
指先の こぼれる恋に 弦鳴りて(秀逸)
緑陰に 輝く小紋 絹字かな(特選)
星震え 産所海鳴り 墓所地鳴り(特選)
散るごとく 光るごとくに 夏めけり(特選)

自作の句(9句)
水脈を 辿り集いし 緑陰へ
緑陰に 差し込む光 その境
志 緑陰より出で 己が道
頬の丘 濃淡の桃 やはらかに
路地裏を 一列で歩く 息二つ
恋情は 尾てい骨より スタッカート
勝手者 に勝手なりの 勝手あり
語り人 よき耳とともに ときを待つ
星震え 産所海鳴り 墓所地鳴り


コメント
楽しそう
秋の開催 待ってます

(安直)
  • eri
  • 2009/05/27 3:20 PM
はい、お待ちください。
待っていると言った以上、必ず参加してください(笑)
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